2009年4月5日日曜日

閑話休題(2)

おれの家のウラには、警察署と消防署がある。
小さい頃はよく消防署内の防災センターで遊んだものだが…それはさておき。

昨日の夕方のことだ。

突然サイレンが鳴りだし、消防車や救急車、パトカーが出動した。
またどこかで火事でも起きたのだろうか…と少し憂鬱な気分になっていたのだが、なかなかサイレンは鳴り止まない。
部屋の窓から外の様子をのぞいてみると、なんとはしご車やらパトカーやら、かなりの台数が次々にうちの前に停車し始めていた。

(おいおい、まさかうちの建物じゃないだろうな…!!?)

下を見下ろすと、消防隊員たちが向かいのマンションの階段を駆け上っていくのが見えた。
どうやら向かいの高級マンションが現場であるらしい。

確かによく見ると、10階くらいの部屋の一角から(雨で煙の色まではよくわからなかったのだが)煙が出ているように見える。だ、だいじょうぶなのか?

しかしながらしばらく様子を見ていると、隊員たちは問題の箇所の周辺を調査したり、付近の住民に聞き込みを繰り返し、スピーカーで連絡をとると、車に乗り込み、去っていったようだ。

結果から言うとそれはから騒ぎだった。

あとで聞いた話では、どうやら今回の事件は、マンションの隣のコナミスポーツハウスの空調設備みたいのから出る蒸気を、通報者が煙と勘違いしてしまったらしい。

まあ確かに見る方向に寄ってはそう見えるな。
うちのベランダなんて格好のポジションだ。だからといって、おれが通報した訳じゃないぞ。
これはやはり、ゴルゴムの仕業か。

なんてどうでもいいことを言ってられるのも、何事も無かったからである。
無事で何より。やれやれであった。

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